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ABC法及びABC検診の正しい使い方知っていますか?

       

2020.03.03

         

1)胃がんの検診率はどの位でしょうか。
2018年は男性28,843人、女性15,349人の方が胃がんで亡くなっています。臓器別の死亡数でみると男性は肺がんに次いで第二位、女性では大腸がん、肺がん、膵臓がんに次いで第四位です。では胃がんの検診率はどうでしょうか。2016年では40歳から69歳までの男性の46.4%、女性の35.6%しか胃がん検診を受けていません(図1)。この検診を受けない人たちにどうしたら胃がん検診を受けてもらうかが長年の課題でした。
2)ピロリ菌と胃がんの関係
胃がんの99%はピロリ菌感染が原因とされています。だからピロリ菌に感染したかどうかを調べて胃がんになり易さをランク付けすれば、効率的な胃がん検診ができることになります。
3)ABC検診とは
ピロリ菌に感染すると血液中にピロリ菌の抗体が産生されます。胃に住み着いたピロリ菌は胃の粘膜を荒らし胃粘膜の萎縮が生じます。ペプシノゲンは胃粘膜から分泌され胃粘膜の萎縮が進むほど分泌量は減少します。胃粘膜から分泌されたペプシノゲンは一部血液にも流れていきますので、血液中のペプシノゲン値を測ることで胃粘膜の萎縮の程度が分かります。ABC法は血液中のピロリ菌の抗体価とペプシノゲン値の組み合わせで胃がんになり易さを調べる方法です。ABC検診はABC法で胃がんになり易い人と判定された人に積極的に二次精密検査として胃内視鏡を施行する検診法です。ABC法とABC検診を組み合わせることで効率的に胃がん検診ができます(図2)。
4)ABC検診の正しい使い方
血液を採血するだけで簡単に胃がんになり易さがわかるので、それまで検診に興味がなかったり胃内視鏡やバリウム検査をしたくないなどので理由で胃がん検診を受けてなかった人に検診を勧めやすくなりました。多くの自治体や企業でABC検診が採用され素晴らしい成績が認められています。
ただし注意しないといけないのはABC法はあくまでも胃がんになり易さを見る方法で胃に癌があるかどうかを見る検査ではありません。胃がんがあるかどうかは胃内視鏡またバリウム検査しないとわかりません。またABC法は原則として成人の場合は生涯一度受けたらよいとされていますが、頻回に検査を受けている人が時々見受けられます。内視鏡やバリウムが苦手なので代わりにABC法を受けたり、採血するだけで簡単に胃がん検診が受けられると思っていたなどABC法を誤解しているためと思われます。ABC法(図1)で胃がんになり易いと診断されたB,C,D,E群の人は定期的に胃内視鏡を受けるようにしてください。特にC、D群の方は毎年胃内視鏡を受けるようにしてください。またA群と診断された人でも胃がんにならないわけではありませんので初回は胃内視鏡を受け、その後は頻回にする必要はありませんが定期的に胃内視鏡を受けるようにしてください。当施設では苦痛なく胃内視鏡を受けられるようにしています。詳しくはオプション検査(上部消化管内視鏡検査)を参照してください。
オプション検査ご案内
 

国立がん研究センターがん対策情報センター
がん情報サービス「がん検診受診率」より引用
 

認定NPO法人 日本胃がん予知・診断・治療研究機構
「胃がんリスク層別化検診(ABC検診)」より引用

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